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隅谷 尚子・ステファン ラヴェル

TWO FINGERS OWNER

クラフトビール好きな人の中で有名なInstagramアカウント
「@sekainobeer」と「@nao.live」を運営している二人。
2019年2月クラフトビールが好きすぎて
池袋にクラフトビールの専門店「Two Fingers Craft Beer」をオープン。

ビールって大きく分けると2種類あるってご存知でしょうか?
基本的な原料として、水、麦、ホップがありますが、これだけではアルコールが出来ませんよね。
そう、一番大事な原料として酵母があります。酵母が麦の糖を食べ、アルコールと炭酸を出すのです。
これがビールの最も大事な要素です。

ビール酵母として『ラガー酵母』(上面発酵)、『エール酵母』(下面発酵)の大きく二種があります。
その他に実は野生酵母があるのですが、これはまた別の機会に説明しますね。

一般的に大手ビールで使われているのはラガー酵母。
ラガー酵母を使い発酵させると、スッキリとしたクリーンでドライな味わいになります。ゴクゴク喉越しを楽しめるので、湿度が高い日本ではこのラガービールが市場の99%を占めています。

では、エール酵母はどうか?これは香り豊かで味わい深いビールとなります。飲んだ後も余韻が楽しめたり、飲んで温度が上がっていくと、また別の香りを醸し出したりします。ゆっくりとワインやウィスキーのように楽しむ事ができます。
エールの発酵はラガーよりも高い温度で、そして短時間に行われます。という事は、造り手はエールで発酵されたビールを素早く市場に出すため、短時間でさばかなくてはなりません。いかにフレッシュな状態で飲み手に届けるかが勝負なのです。
もし、エールで発酵されたビールを美味しいうちに味わおうと思ったら、出来るだけ早いうちに飲んでください。

その味わいはバラエティに富んでおり、フルーティだったり、スパイシーだったり、ハーバルだったり、ビールによっては酸っぱかったりします。エールビール好きの人たちは、どんなイーストが使われているのかという事が、どんなホップ、どんなモルトを使っているのかと同じくらい、重要なのです。
殆どの日本人はこの喉越しでゴクゴクっといく、キンキンに冷えたラガービールしか知らないと言って過言ではありません。もちろん、夏にはラガーって最高!でも、エールの味わい深い魅力も知って欲しいんです。
手に入りづらいって?そんな事はありません。大手でも香るエールなんて商品も出ています。

でもまずおススメしたいのが、クラフトビールの中でも大手のよなよなエール。
コンビニやスーパーでも最近は見かけるようになりました。ぐびぐびっと勢いよく飲むのではなく、ぜひゆっくりと味わってみて下さい。

どんな色?どんな香り?どんな味がしますか?時間が経つとどんな香りと味に変わりますか?
次回はその楽しみ方について話そうと 思います。

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『クラフトビールって一体なに?』よくお客様に聞かれる質問の一つです。

クラフトとは手作りという意味。その名の通り手作りのビールです。
小規模な醸造所で作られた、職人の技とアイデアが込められた、工芸品。
ですから大手企業の大量に均一的な味のビールとは一線を画しています。

では、大手ビール会社が出す◯◯クラフト、クラフト◯◯、と言うネーミングのビールはどうなのか?。。。
それはあくまでもクラフト風に仕上げたビール、に過ぎません。味わいも大多数の人々に受け入れられるように作られています。
もちろん、冒険的な味ではありません。

でも、私も大手のビールは飲みます。とても綺麗に仕上げていますし、なんと言っても料理の邪魔になりません。
お寿司だって、鳥の唐揚げだって、懐石料理だって、ピザだって合っちゃう。最高ですよね。

では、クラフトビールは料理に合わないの? 結果を先に言えば、そうではありません。ですが、料理を選びます。
ビール職人がレシピを考え、何度も試行錯誤し、味を調整し、個性的で魅力的なビールを作っています。
時には柚子や山椒、ココナッツ、など様々な風味をつけたりします。それ一つで完成されたアートのよう。

ですから、全ての料理に合う。と言う訳にはいきません。
合わせる料理を間違うと、ビールの個性的な味わいと料理が喧嘩してしまうのです。
何とも面倒くさいですよね(笑)。でもね、このクラフトビールにはこの料理を合わせると相乗効果で料理も、ビールももっと美味しくなった!なんて言うことがあるんです。
私たちはその工芸品のようなビールに惚れ込み、店を開くまでになりました。

もう一つ聞かれるのが、「クラフトビールって、地ビールのことでしょ?」という質問。
いいえ、私は違うと思ってます。

「地ビール」とは1994年に酒税法が改正されてビールの小規模醸造が可能になったときに生まれたもの。
この地ビールブームが起きた当時、地域おこしの一環として当時300を超える醸造所ができたと言われる一方で、中には「お土産物」の域を出ない商品も多かったのです。そしてそこに甘んじる醸造所は次々と廃業していきました。

それからしばらく後、アメリカで起こっていたクラフトビールブームの波が日本にもやってきます。
職人としてのプライドを持ち、ビールの深い魅力を追求するブルワー達によって牽引されたこのムーブメント。

もはや流行りやお土産ではなく、地方のそれぞれ特徴を活かした、地方に根付いたものになりました。
こんなに美味しいクラフトビールが地方で、盛り上がりを見せている。その中のほんの少しをまた各地方で、そして都市で味わえる。素敵ではないですか?

地酒や焼酎、クラフトジンなどと一緒です。
作っている人や売っている人、それを愛飲している地元の人。どうです?会いたくなりませんか?試したくなりませんか?。。。
それがクラフトビールの魅力なのです。

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