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宮本 吾一

Chus OWNER

2010年那須にて地元農家に協力してもらいながらマルシェをスタート。
2012年マルシェを「那・須・朝・市」にバージョンアップ。
2015年マルシェとダイニングが一体になったChus(チャウス)を開店。
2018年より「バターのいとこ」の製造・販売も行っている。

19.03.19.12:28

コスタリカ.2

コスタリカに行ってコーヒー農園ともうひとつの目的、
前回にもすこしふれましたが、“エコ大国”コスタリカでの自然環境に関わっている施設にいって学んできました。
学んできましたって言っても、しかめっ面で本を読んで学ぶというより自然環境を楽しんで来たといった言葉があっているのかもです。

農園レストラン

まず行ったのが農園レストラン。
広大な敷地に大きな建屋があって、100席ほど座れるレストランがありました。
オーナーさん曰く、「オリーブオイル以外は半径2km以内の食材」とのこと。

“フードマイル”つまり地産地消って考え方はありますが、現実的に100マイル(160km)以内の食材を使用しようというのがこの考え方だと思っていましたが、ここは本当に徹底してました。
輸送コストにかかるエネルギーを抑えよう、そこから生まれる排出ガスによる地球温暖化を抑えようという考え方が、ゆたかで美味しいレストランを作るってとってもシニカルに思えました。

後になって教えてもらったのですが、コスタリカは「カーボンニュートラル」(*温室効果ガスの排出量と吸収量をイコールにする)を国をあげて本気で取り組んでいるそうです。

日本に比べて人口が少なく、スケール的にまとめやすかったりもするのかもしれないけど、そもそも日本人よりも環境の意識がはるかに高い。
それを「やらなきゃ」って考え方より、「そっちに行った方がいいよね。」と
ニュートラルな気持ちで動いているのが印象的でした。

きっと日本人が「順番を守る」とか「ちゃんと並ぶ」ってことに世界が驚くことと同義語なんじゃないかな。
コスタリカの環境への意識と日本の規律。きっとどちらも教育がそうさせているでしょう。

ナショナルパークへ

せっかくだからナショナルパークへも行こう!
って用意してくれたのが夜中のこのトラック。
アメリカのドラマに銃をもって乗ってそうな奴ですが、乗ってみると意外と気持ち良い。

「ガタガタ」「ゴトゴト」
「ガタガタ」「ゴトゴト」
と揺られながら数時間。

 やんちゃなドライバーの彼が着ているTシャツもBeyond sastainable(持続可能を超えろ)

ナショナルパークには、小学校の図書室にあった動物図鑑以来の動植物たちが当たり前にいました。
欧米人にはとても人気のある「エコツーリズム」。
環境問題に携わるのにはお金がかかる、それなら観光産業にして持続可能な環境保全に携わろうという考え方ですが、コスタリカは観光と農業が主要産業。とてもその働きが良くまわっているように見えました。

サスティナブルエデュケーションセンターへ

長い名前ですが自然由来の材料を使った建築や森林を伐採しない農業、パーマカルチャーや発酵食品などなど、 自然に寄り添った考え方を体験できる宿泊施設です(はしょりすぎかなぁ)
僕はとても興味ある分野なのですが今回は簡単に。

例えばこれは、森に自生していた竹と泥で壁を作っているところを見せてくれました。この建築技術は日本から来たそう。
そういえば見たことありますよね。日本同様、コスタリカも地震などの自然災害が多いそうで、建物の被害もあるそうです。
そこで基礎はきちんと現代建築を取り入れていますが、壁はなるだけ軽く、敷地の側でとれるものを採用しているそうです。
これならお金かけないで修復も可能ですよね。

キッチンでは丁度「米麹」の培養をしていたので見せてくれました。
日本の保存食、発酵食のレシピ本を読んで勉強しているのだそう。

彼らが日本から学んだものを、日本人である僕らが学ぶのも不思議なものです。

こちらでは建築や発酵技術など、日本古来の自然に寄り添った方法を取り入れていました。そして日本文化に対してもとてもリスペクトしてくれています。

温故知新
灯台下暗し

日本人の自然に対しての敬愛の念を地球の裏側で感じて帰って来ました。

旅から帰ってきて

コスタリカは農業などの第一次産業がコーヒー豆などで外貨を稼げるようになっていて、その主要産業を守るため国や農協などの機関が諸外国の情報をとてももっている感覚がありました。(日本のお米を外国に売れるとしたらそうなるのかしら。)

そして教育からなのか、環境に対してフレンドリーだし、とても幸せそうな印象です。今回の旅で気づいたことは、出会った人達の笑顔がその国のゆたかさを表している。そんな気がします。

PHOTO BY HIROKI (About Life Coffee Brewers)

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19.03.13.11:12

コスタリカ.1

もう先月の話になりますが、日本のほぼ裏、中南米はコスタリカにコーヒーと環境についての社会科見学に行って来ました。

コスタリカってどこ? 

ってかたにmapで位置を確認しましょ。(実は僕もよくわかってなかった)

メキシコとコロンビアの間に位置する人口490万人の小さな国。
(メキシコってどこ?ってかたはもうよみとばしちゃってください)
国の端から端まで車で一日あれば行けちゃうくらいの規模感です。

僕にとってのはじめての「赤道直下」「コーヒー農園」とイメージしているとその先に連想するのは「途上国」とか「プランテーション農業」とか。
何せ日本のメディアからは全くといっていいほど情報が無い国。

でも、コスタリカについてちょっと調べるとおよそ70年前に(世界大戦後ね)日本やスイスと同様、永世中立国になっていて、先の2カ国と違うのは軍事資金の代わりに教育にお金をかけている。(日本もそうすればいいのに。)
それに水力などの再生可能エネルギーを使用して国内の90%以上の電力をまかなっていたり。そして日本より国民の幸福度(デンマークとかブータンが高いあれね。)が抜群に高いという先進国、日本が学ぶ事ばかりの国でした。

コーヒーは農作物

そんな予備知識も行きの機上で学んだ僕ですが、今回は友人のAbout Life Coffee Brewers / ONIBUS COFFEE が主催するコーヒー農園の視察と環境についての勉強ツアーに参加してきました。
数日にわたり大小様々な農園を視察させてもらえましたが、主に見学させてもらったのは「マイクロミル」と呼ばれる少量生産で高品質の農園です。
コーヒー屋でもない僕が農園に行って生産者にあえることはとても貴重な体験です。(もしツーリストで行こうと思うと農園とのアポとアクセスを考えると難易度めっちゃ高い気がします。)

1800mを超える高地で大自然に囲まれた中にある農園で収穫体験もさせてもらえました。

 約30分くらいやってこのくらいの収穫量。

 このコンテナ(12kg)が一杯になってようやく手数料がもらえるそう。その額2ドル!だそうです。僕がやったら4.5時間かかりそうでした。時給いくらだろ・・・

日常に飲んでいる芳しく黒い飲み物「コーヒー」は果物の種が発酵したものから出来ていて、日頃食べている野菜や果物と同じ様な農作物なのだなと改めて実感できました。そして地球の裏側でこの重労働を笑顔でこなしている人達がいてくれてはじめて飲めることも。  
2につづく。

PHOTO BY HIROKI (About Life Coffee Brewers)

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