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お客様の心を掴む飲食店メニュー表の作り方|売り上げアップにもつながるコツを事例も交えて紹介

コラム
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飲食店に行って最初に見るモノ、それはメニュー表。
入る前にメニューを見て、お店に入るか入らないかを決めるひとも多いのではないでしょうか。

お客様が何気なく見ているメニュー表ですが、実はメニュー表のデザインや内容を充実させることが、お店の売り上げやリピーターの数を増やすきっかけにつながることも大いにあります。

もちろんお店の外観や内観もそうですが、メニュー表が魅力的で無ければ、せっかく来ていただいたお客様に来店していただけないかもしれません。

お客様が必ず目を通すものなので、しっかりこだわって作るように心がけてみて下さい。

この記事では、メニュー表の役割やメニュー表を作るにあたってのポイントなどを、実際の飲食店のメニューデザインも参考にしながらご紹介します。

今回写真のご協力をいただいた飲食店の業態としては、カフェレストラン・定食屋・居酒屋などです。
一部の業態での事例になりますが、ぜひご参考にしてみて下さい。

メニュー表がもつ大事な役割

メニュー表は、飲食店に訪れたお客様が必ず目を通すものです。店の第一印象を決めるものと言っても過言ではないため、特に力を入れて作成する必要があります。

メニュー表の大切な役割は大きく2つ。「お客様に店の価値を伝える」「オーダーをコントロールをする」ということです。
お客様の満足度が高まるような注文を促し食事を楽しんでもらえれば、結果としてお店の売り上げアップにつながります。

外食業界は年々、味や価格での競争が激化しているため、「他店とは違うその店だけの価値」をお客様に伝えていくことが重要視されてきています。
お店の良いところを効率よく伝えて、販売促進のためのメディアとしてメニュー表をうまく活用してみてください。

また、お客様のオーダーをお店側がコントロールできるという役割もあります。
例えば、おすすめのメニューを注文してもらうことでお客様の満足度が上がり、リピーターになってもらえる確率をあげることが可能です。

客単価の上がるメニューや原価の低いメニューも選んでもらえれば、お店の収益力アップにもつながります。
さらに、見やすいメニュー表はお客様にメニューの詳細が伝わりやすいため、オペレーションの負担を低減することも可能です。

業態ごとのメニュー表の特徴

飲食店は業態によってメニュー表の印象や内容が異なります。業態ごとのターゲットとなるお客様に合ったメニュー表にすることがポイント。

カフェでは、女性や若年層をターゲットにする場合が多いため、料理の写真は、インスタ映えしそうな華やかさやユニークさを演出したり、手書き風の文字にして女性らしいかわいさを出すななど、デザインを少し凝ってみてはいかがでしょうか。

特に若い年代の女性がターゲットになる場合では、イラストを多く配置したパステルカラーのガーリーなデザインがおすすめです。
一方大人の女性では、明朝体などのフォントや、色遣いもシンプルにするなど、上品で見やすいメニューが好まれます。

また、お客様を飽きさせない工夫も必要です。日替わりや季節限定のメニューを取り入れることで、旬を楽しめて何度来ても新しい発見があると感じてもらうことができます。 レストランでは、メニュー数が多いためメインやサイドメニュー、ドリンク、デザートなどをしっかりカテゴリーに分けて、見やすいメニューにする必要があります。

また、クリスマスやハロウィンなど1年のイベントを意識したメニュー分けも可能です。
関連する料理やデザートをまとめておくことで、お客様にもワクワクした気持ちで見ていただけます。

居酒屋では、お店の雰囲気に合わせたメニュー表にすることをおすすめします。

カクテルなどを提供するバーでは、落ち着いた雰囲気の店内が多いです。そのため、メニューもシックで上品な素材や文字にするとおしゃれに仕上がります。
逆に、元気いっぱいに接客するような居酒屋では、勢いのある大きい文字と明るく元気な雰囲気のデザインがおすすめです。親しみやすい印象を与えることができます。

居酒屋では定番メニューなども多く、目新しさが無くなってしまうこともあるので、季節限定メニューなどを分かりやすく掲載することも大事です。目新しい新鮮な味わいと、定番メニューを用意することで、リピートの獲得にもつながります。

 

魅力的なメニュー表を作る6つのポイント

魅力的なメニュー表の条件は、作り手目線ではなく、お客様の目線に立って作られていることです。
お客様に魅力的なお店だと感じてもらうために、ここではお客様目線を意識した、メニューの作りの7つのポイントをご紹介します。

1.お店のコンセプトに合ったメニューブックタイプやデザインにする

メニュー表は店の印象を左右する大切なものです。紙質やブックタイプ、サイズ、カバーなどにこだわり、店のコンセプトや雰囲気に合ったもので作成します。
紙質は、ラミネート加工やポリプロピレン(PP)加工がおすすめです。仕上がりが上質で劣化しにくいため、長期間、良い状態を保たせることができます。

ブックタイプは、一枚や折りたたみ、見開きなどがあります。
一枚タイプのメニューは、低コストで作ることができ、メニュー数の比較的少ないカフェ業態でおすすめです。

二つ折りや三つ折り、観音折りなどいろいろなタイプがある折りたたみタイプは、一枚よりもコストが上がりますが、メニューを多く載せることができます。
ラーメン店などでよく見かけるスタイルです。

見開き版は、メニュー数の多いレストランや居酒屋におすすめです。ページ数を自分で決めることができ、メニューの差し替えも簡単にすることができます。
お店の業態や雰囲気に合わせて最適なメニュータイプを選んでみてください。

 

2.カテゴリ分けをして、メニューは作りすぎない

(写真提供)蔵前カフェ「暮(くらす)」

メニュー数は多ければ良いというものではありません。カフェや居酒屋のメニュー数の目安は30~50品。個人店などのカフェでは、もっとメニュー数を絞ってもいいと思います。
お店のおすすめやコンセプトが伝わりやすいように、適度なメニュー数にすることをおすすめします。

またメニュー表を作るときには料理をカテゴリー分けすることが大切です。作成の際にメニューの偏りを発見することにもつながります。
お客様に対してカテゴリごとの注文を促したり、注文の数を増やす効果もあるので、実践してみてくださいね。

カテゴリは、煮物・揚げ物・焼き物などの「調理法」、肉・魚・野菜などの「食材種別」、ランチ・すぐ出るなどの「利用目的」で分けることができます。
お店のメニューを見てお客様が分かりやすいカテゴリ分けをしてみてください。

 

3.看板メニューは注目してもらうために大きく目立つように載せる

お店の看板メニューは、文字や写真を大きくしてとにかく分かりやすく目立たせます。

1ページ目に看板メニューの写真だけを大きく載せたり、中央に載せた看板メニューを取り囲むように定番メニューを載せるなど、お客様の注目を引く工夫が必要です。
例えば家族連れ向けのお店では、子どもメニューやごちそう感のあるメニューを、女性向けのお店では一皿の量が少なく食べやすいことをアピールする写真を目立せるとより効果的です。

さらに「人間の視線の法則」もうまく活用してみてください。人間の視線は、横書きの場合は「Z」、縦書きの場合には「N」の流れで動きます。
看板メニューを横書きでは左上に、縦書きでは右上に配置することで、お客様からの注目度も増すと考えられます。

写真だけでなく、看板メニューのおすすめポイントや特徴も文章で補い、お客様が注文したくなるように掲載することを意識してみてください。

 

4.シズル感があり食欲がわく写真を載せる

メニュー表の写真には、シズル感と見栄えが重要です。シズル感とは、料理の熱気やツヤ感、湯気、滴る肉汁など、料理が美味しそうに見える表現のこと。
お客様の食欲をそそり、盛り付けが美しい写真を掲載して注文を促しましょう。

様々な角度から撮った写真を複数掲載すると、料理への想像をさらに膨らませることができます。
しかし、これらの条件が揃った写真を撮るのは素人では至難の技。3〜5万円の費用はかかりますが、将来的に売り上げアップに繋がることを考えると、プロに撮影を依頼する方が無難でしょう。

 

5.限定・コース・セットで価格表示を工夫する

価格表示は見やすく、選びやすくがポイントで「端数価格効果」という消費者心理を利用するとよいでしょう。

端数価格効果とは、価格差以上に割安感と感じることです。例えば、1000円と980円を比較すると、20円しか違いはありませんが、980円の方がとても安いように感じますよね。
さらに、10の位の数字を整えることで価格が分かりやすくなるため、金額が近いメニューは同じ価格にしてしまう方がよいでしょう。

他にも、セット・コースメニューを作ることも効果的です。このときには「ゴルディロックの法則」と呼ばれる心理法則を使います。

これは、3つの中から本当に選んでほしいものに誘導するという心理法則です。人間は3段階に価格設定されたものを見ると真ん中の価格のものを選ぶという傾向があります。
つまり、一番売りたい価格設定のものを真ん中にすることで、お客様に選んでもらえるというわけです。

さらに、人は「限定」に弱いため、この心理もしっかり使います。旬の食材を期間限定メニューとしたり、珍しい食材を数量限定メニューとして販売することが効果的です。

 

6.メニューのネーミングや、添える一言にも一工夫を

お客様が美味しそうと感じるためには、メニューのネーミングも重要です。メニューの特徴やウリを考慮したネーミングを意識しましょう。
例えば手打ち・自家製などの調理方法、国産・直輸入などの産地、オーガニック・A5ランクなどの素材、産地直送、朝採れなどの新鮮さを添えるとより魅力的なメニュー名になります。

また、食感も食欲をかき立てる表現の一つです。こってり、シャキシャキ、サクサク、ふわふわなどは、どんな料理だろう、と想像力を膨らませられますよね。

さらに、ネーミングの他にもメニューの補足を加えることが大切です。
分かりづらいメニュー名やおすすめの食べ方を補足したりすることで、そのメニューの価値をしっかりお客様に伝えます。
例えば、肉の品質や産地、ランク、健康や美容効果、素材の安全さや鮮度、安さ、10時間煮込んだなどのこだわりの調理法などをプラスするとよいです。

 

自分でメニュー表を作る代表的な方法3つ

メニュー表に予算をあまりかけられないときには、自分でメニュー表を作ることになります。
ここでは、パソコンを使う方法、手書きで書く方法、無料テンプレートやアプリの3つの方法を紹介します。 それぞれのメリットとデメリットを見極めて、自分に最適な方法を試してみてください。

パソコンを使ってワードやエクセルで作る

パソコンでメニューを作るメリットは、活字のため文字が読みやすく、写真の印刷も可能なことです。さらに、データとして残るため、メニューの改訂も手間なくできます。

デメリットは、パソコンに不慣れな人が作ると、逆にチープなメニューになってしまうということです。ある程度、パソコンに慣れている人の方が向いている方法かもしれません。
メニュー表作りに最適なパソコンソフトはイラストレーターやフォトショップといわれています。しかしこれらのソフトは使い方が難しく、値段もとても高価です。

そこで、パソコンで自作する場合には、ワードかエクセルを利用することをおすすめします。
ワードは、メニュー名と価格など、最低限必要な情報の載ったメニュー表であれば作ることができます。図や表の配置に制限があるのが難点です。

一方エクセルは、表計算ソフトという特性上、表を作ることを得意とします。売り上げの管理などでも使っている人が多いため、一番扱いやすいソフトなのではないでしょうか。
ただし印刷すると文字が途切れる、ワードアートの位置がずれて印刷される、正確なサイズで印刷されない、フチなし印刷ができないなどのデメリットがあるので、作成する際は注意が必要です。

 

温かみのある手書きで書く

手書きのメニューは、温かみや親しみやすさを表現することができます。
手書きのイラストを加えたり、別で印刷した写真を切り貼りするとさらに素敵な仕上がりになります。

手書きのデメリットとしては、メニュー改訂時などに毎回書き直しをしなければならないことです。
また、書く人の技術によってメニューの伝わりやすさや仕上がりが大きく変化してしまいます。

 

無料テンプレートやアプリで作る

最近では、メニュー表の無料テンプレートをインターネットやアプリを通して簡単に見つけることができます。
豊富な種類の中からお店の雰囲気にあったものを選ぶことができるので、コストや手間をかけずにある程度いいものを作りたい人にはぴったりです。

編集は、アプリ上でそのまま編集するものや、PowerPointで編集するものなど様々な形態があります。
意外と手間がかかるデザインや、デザインの種類が少ないテンプレートもあるため、どれにするかはよく見極めてから決めるとよいです。

 

メニューの作成をプロに任せるのもアリ

自分でメニュー作りに挑戦してみたけれど、思い通りのメニューを作ることができずに困っているという人もいるかと思います。

そんなときには、思い切ってプロに任せるのも有効な手段です。
もちろん仕上がりは自分で作るのとは段違いで、売り上げアップにつながることを考えれば決して無駄なお金になることはありません。

プロに任せる方法としては、メニュー制作専門の会社への依頼や、フリーランスのデザイナーに依頼する方法があります。
専門会社に依頼する場合の費用は、数万円〜30万円です。決して安くはないですが、店の希望に沿ってコンセプトに合うメニューを制作してもらえます。
フリーランスに依頼する場合は、クラウドソーシングを利用してみるのもひとつです。比較的コストを抑えることができ、スピーディーに仕上げてくれるのが特徴です。

KITCHENBROTHERSでは、オリジナルグッズの作成のお手伝いもしております。
デザインに自信のこだわりも入れながら、オリジナル性を出したいという方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

 

 

メニュー表は、お店の第一印象を決める大切なメディアです。
お店の価値をしっかり伝え、お客様のオーダーをコントロールできるようなメニュー表を作れるといいですね。

特に、お客様の目線に立って、どんなメニューであればお客様が喜ぶかを考えて作ることが大切です。
それが結果として店の売り上げアップにつながるので、しっかり意識してみてください。

メニューを作るには、パソコンや手書き、テンプレート、プロに依頼するなど様々な方法があります。予算や自分のスキルと相談しながら、最適な方法でメニューを作ってみてはいかがでしょうか。

自分の店だけにしかない魅力を存分に詰め込んで、お客様が思わず注文したくなるようなメニュー表をぜひ作ってくださいね。

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