有名店で学んだコーヒーとお菓子で日常に彩りを。- MICHELLE -

お店紹介
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都心と住宅街が程よく混ざるバランスのいい街、浦和。そんな閑静な住宅街の中に2019年9月19日(木)一軒のお店がオープンしました。
えんじ色の屋根と小さな控えめな看板が可愛らしいそのお店の名はMICHELLE(ミシェル)。店主であるご夫婦は、都内でも指折りの名店でコーヒー・フランス菓子の経験をそれぞれ積み、この小さなお店のオープンに至ります。

一見カフェのようですが席数は決して多くなく、「日常の中でホッと一息つく時間のためにコーヒー豆とお菓子を持ち帰れるお店を作りたかった」というお二人。
都内有名店で培った技術を持つお二人が、この地でそれぞれの実力を通して一体何をやりたくてオープンしたのか、そのお話を聞いてきました。

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Sample detail小沼雄太さん(左)、小沼麻穂さん(右)
雄太さんは、世界中のコーヒー農園から直接買い付けたものを中心に焙煎しているロースター「Obscura」で焙煎を学び、麻穂さんは、代々木公園駅からすぐのカジュアルフレンチが楽しめる人気のビストロ「PATH」にてフランス菓子を学ぶ。

 

 

親しみやすさとおいしさと。

お二人がお店を始めたきっかけは何ですか?

 

雄太さん:僕たちは週に1〜2回、僕がコーヒー豆を、妻がお菓子をそれぞれ持ち寄り、夜二人でお茶をする時間を設けていました。この時間がすごい好きで、原点になっています。

 

とても素敵な時間ですね!なぜ浦和を選ばれたのでしょうか?

 

雄太さん:妻との、日常の中でホッと一息つく時間ってすごくいいよねって話から、こういう時間の中に自分たちの作ったもので彩りを添えられたらと考えるようになったんです。
結婚から数年して二人の地元である埼玉に戻りたいという話も上がっていて、そこから自然とお店をやりたいっていうところに繋がっていきました。

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柔らかいお店の雰囲気が、なんとなくお二人とこの辺りの地域にも通ずるように感じます。内装はどのように考えられたのでしょうか?

 

雄太さん:内装は偶然出会った、アルゼンチンの商店の写真集からインスピレーションを受けました。商店街の八百屋さんや畳屋さんのような狙っていない、淡々とした雰囲気がかっこよくて好きなんです。昔ながらの商店で働く人々はそれが仕事であって仕事でない、仕事=生活の一部となっている点に魅力を感じました。

麻穂さん:スタイリッシュな店にしようと思ったら、デザインで作れると思うんです。でも「シンプルながらユーモアのあるデザイン」や生活感のある内装って、最初からできているものではなくて時の経過やお客さまの流れが作ってくれるものなのかなと思っていて。そういう生活感が一番気に入った点です。

中目黒にある古着屋さんのネットショップでたまたま出会った、アルゼンチンの商店の写真集。

Sample detail写真集の中でも一番惹かれたジェネラルストアの写真

 

焙煎は雄太さんが担当していらっしゃいますが、ほのかに甘さもあり飲みやすいコーヒーだと感じました。焙煎で大事にしていることはなんですか?

 

雄太さん:焙煎では特に「飲みやすさ」を大事にしています。一口目から飲み終わるまでクリアであり、酸と甘さの調和がとれた液体であること。それは生豆の選定から始まりますが、焙煎では生豆が元々持つクリーンさを阻害することがないよう気をつけています。

Sample detailコーヒー豆は浅煎りから中深煎りまであり、幅広いラインナップとなっている。

 

焙煎といえば、前職のObscuraでも担当されていたと思いますが、そこから引き継がれていることはありますか?

 

雄太さん:僕は辞めるまでObscura Factoryという焙煎工場で働いていたのですが、その経験もあってクオリティーのコントロールを大切にしています。Obscuraの店舗や全国の卸先のお客さまなど数多くの方たちにお届けするところだったので、そこでは常に安定したクオリティーをお届けしないといけないという責任感を強く感じていました。そして、それは規模が小さくなっても同じこと。常に良いものを届けないといけないという姿勢はやっぱり引き継いでいます。

Sample detailコーヒーの仕事に就く前は保育士をされていた雄太さん。「なにか他のことがしてみたい」と思い、昔ながらの喫茶店でアルバイトをスタート。次のステップに進むため様々なコーヒー屋を回り、どこかカルチャーを感じる雰囲気や世界観、そして一番好きなテイストだったのがObscuraで働く決め手だったとのこと。

 

お店のもう一つのメインであるお菓子は、麻穂さんが担当していらっしゃいます。とても優しい味ですが、作る際のこだわりはありますか?

 

麻穂さん:私は元々パン職人でしたが、パンは作る際の副材料が少ないので食材の味がとても大切です。その影響で一つ一つの食材にこだわっています。また、日本でフランス菓子を作るうえでレシピの大本を変えてはいけないと思うので、好みの味や焼き方に変えてはいますが、軸はぶらさないことを大事にしています。
私の作るお菓子は特別華やかなものではないのですが、色や艶・質感を見て直感的に“おいしそう”と感じてもらうこと。さらに口に入れた瞬間に“ハッとするおいしさ”を体験していただけるようにしています。

Sample detailオススメのお菓子は「カヌレ」。
代々木公園のPATHにいたときに初めて作ったというカヌレは、オーナーの後藤さんと何度も試作を繰り返して作った思い出の品。ご自身のお店でカヌレを出すうえで再考し、たくさん失敗をしながらおいしいと自信をもってオススメできるものが完成したとのこと。

 

麻穂さん自身がハッとするおいしさを体験したことはあるのですか?

 

麻穂さん:前職でお世話になったPATHの後藤さんが作るお菓子やデザートは、最初の一口目でハッとするおいしさのあるものが多くて。それって並大抵の技術ではできないことです。お菓子を作る一つ一つの工程と向き合い、おいしさの工夫を積み上げていくことでしか生まれないと考えています。

本当においしいものは食べ飽きないと思っているので、“また食べたい”と思っていただけるように、作り手としてできる限りの知恵と丁寧さを持つことを大切にしています。

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Sample detailお菓子作りの経験がほとんどなかった麻穂さんは、PATHのオープン前に食べたマドレーヌとフィナンシェのあまりのおいしさに衝撃を受け、フランス菓子に一瞬で惹かれたとのこと。

 

お二人の積み上げてきたことがコーヒーとお菓子のおいしさに表れているのですね。最後に改めて、これからどんなお店になっていきたいですか?

 

雄太さん:結構ありきたりになっちゃいますが、地域に根付いたお店。僕たちのかっこいいと思う生活感がある商店とか昔ながらのお店みたいに、地域の人々に愛されるお店になれたらいいなって思います。

麻穂さん:街のコーヒー屋でありお菓子屋ですが、お互いにクオリティーの追求はしっかりとやっていくっていうのが大前提だと思うんです。誰にでも来て欲しいっていうのがすごくあるので、「味はちゃんとしてるけどなんか親しみやすいお店」になっていきたいなと思います。

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