
佐藤 克明
中目黒と池尻大橋の中間地点にあるうどん屋、うどん豊前房さん。カフェの雰囲気のような明るくあたたかい雰囲気の店内は、女性一人でも入りやすい。全国から選りすぐりの食材を集め、それらのうま味を丁寧に引き出したうどんは幅広いお客さんから支持されている。
音楽は料理や空間にどのような影響を与えると思いますか?
うどんでいうとネギやゴマみたいなもの。主役ではないけれど、ないとなんだか味気ないもの。音楽の流れていない店内だと緊張してしまいそうですね。
お店ではあまり主張しすぎないことを意識しています。会話の邪魔をしてもだめですし、ほどよく音楽も聞こえるくらいの会話がある店内が理想です。
音楽には“記憶がよみがえる”という魅力があります。同じ曲でも20代、30代の頃とは違う聴き方ができますし、音楽を通して自分自身と向き合うことができると思います。あとは流れを変えたい時のスイッチです。暇なときとか(笑)
Set List - ふと耳にしたとき、うどん豊前房を思い出す曲
01 「Salt and the Sea」 Gregory Alan Isakov
フォーキーだけどきれいなメロディが好きです。
02 「All My Days」 Alexi Murdoch
聴いていると優しい気持ちになれる曲です。
03 「Snorkel」 Leo Kottke
こんな自由にギターを弾いてみたいです(素人)。
04 「Southern Anthem」 Iron & Wine
朝も昼も夜も問わず一番聴いてるかも。声に癒されます。
05 「Chaghaybou」 Tinariwen
渇いた感じがサハラっぽくてカッコいいです。もちろん行ったことはないけど。
06 「Codine」 Gram Parsons
カントリーロック。ギター一本でこの深い世界観。カッコ良すぎ。
07 「Lady Day and John Coltrane」 Gil Scott-Heron
どうしようもない気分のときにビリー・ホリデイとジョン・コルトレーンを聴いたら悩みもなくなるそうです。確かに。
08 「Looking for a Sign」 Eric Kaz
1日も終わりかなというときに聴きたくなります。
09 「Birdcall Lulu」 Gabby & Lopez
お人柄も含めて癒しの音楽です。受けた影響は大きいです。
10 「Mushaboom」 Feist
ジャンルでひとくくりにできないところがいい。
11 「If I Had A Boat」 Lyle Lovett
こんな大人になりたかった...。
12 「Orange Sky」 Alexi Murdoch
この方の曲はどれも素晴らしいので2曲選曲してしまいました。心にじーんときます。
13 「What The World Needs Now」 Cat Power
今の時代にこそ聴きたい曲。原曲も素晴らしいです。