
戸田 由佳
東京にほど近い埼玉県南部、戸田公園駅にお店を構えるHEY COFFEEさん。スペシャルティコーヒーを提供するカフェながら、店頭には週替わりのサンドイッチやスープ、季節のパウンドケーキや焼き菓子など、魅力的なメニューがずらり。おいしいコーヒーとおいしい料理、そして店主・戸田さんの陽気な人柄に癒やされる、地域になくてはならないお店。
戸田さんにとって音楽とはどのような存在ですか?
気分を整えたり、仕事のパフォーマンスにも影響を与えたりする大切なものです。流行を追うというより自分たちにしっくりくるものを常に探しているので、音楽だけでなくラジオも重要な音楽のツールとして聴いています。
最近は洋楽より邦楽で少し懐かしさを感じる曲や、ミッドテンポな曲を選んでいます。ただ、イベントのときは少しテンポアップしたものをかけたり、天候で曲を変えたりするのでわりと統一感なくかけています。
選んだ音楽によって楽しくなったり、「HEY COFFEEってこんなお店なんだ」ってうちを知ってもらうときの印象にも大きく関わるものだと思います。お店では基本的にリラックスできるような選曲をしているので、お店もそのように捉えてもらえたら嬉しいです。
Set List -コロナでコミュニケーションが減った人たちに、日本の言葉が心地よく、じんわり卵が染みたフレンチトーストみたいな、耳馴染みのいい“しっくり感”のある邦楽。
01 「琥珀色の街、上海蟹の朝」 くるり
定番になるくらいよく聴いています。テンポがよくて耳に馴染みやすいのと、食欲上がる感じしませんか?
02 「人魚」 Alfred Beach Sandal
Noccoのカバーなのですが、独特の落ち着いた感じとオリジナルより優しい歌なので、リラックスしながらコーヒーを飲んで気持ちよくになれる。
03 「MOOD」 LUCKY TAPES
声の透明感とテンポが聴いていて心地いい。
04 「Blurred」 mabanua
朝にめちゃくちゃしっくりきます。
05 「Orange Mug」 WONK
とにかくリリックが印象的で、ちょっと切ない感じがお気に入りです。
06 「坂道」 折坂悠太
懐かしいテンポ感で、「こういう日常にうちのようなお店があるといいな」って思いながら聴いてます。
07 「ほんとは feat. Kan Sano」 Shin Sakiura
サビに「この街のメロディー」というリリックがあって、なんかグッとくる感じです。
08 「何の時間」 マハラージャン
まずジャケットがやばいのと、びっくりするほど80年代後半と90年代の雰囲気が気になる。
09 「21世紀日照りの都に雨が降る」 cero
メロディが好きです。休日にコーヒー飲みながら本とか読んで、適当に起きた日に誰か来て欲しいってときに聴きます。
10 「ゆれる」 EVISBEATS
HEY COFFEE1周年のときにプロモーション動画をつくったときに使用しました。理由もなく、お店のイメージ曲な気がしています。
11 「Beat Iaments the world」 Nujabes
お店が1年目のときによく聴いていて、名曲すぎるので理由はないんですがメローな感じが心地よい。
12 「東へ西へ」 iri
カバー曲ですが、サビで「頑張れ」って連呼されると仕事頑張ろうって気持ちになります。
13 「LIFE」 TENDRE
冒頭のサックスの重音に対して、Aメロで雰囲気が変わるのがちょっとおしゃれな感じで好きです。
14 「Orphans」 cero
気分がノりそうな感じがするので、天気の良い日に聴きたくなります。
15 「波よせて」 クラムボン
夏前の梅雨時期に必ず聴きたくなる。夏になるソワソワした時期に「夏が来るねー」ってお客さんと話題になることが多い気がします。
16 「バイト」 星野源
今のキラキラ星野源ではなく、元々の星野源のダメダメ感がスタッフの中ではとても人気があって、バイトっていうリアルな感じがスタッフみんなの共感を得ています。
17 「Plastic Love」 tofubeats
新宿にある有名なレコード屋さんの方が、お客さんとしてお店に来てくれているのですが、その方が良いセンスしてるって褒めてくれた曲です。原曲より世代間なく、幅広い年代に人気です。
18 「エイリアンズ」 KIRINJI
日が暮れてまったりしたときにぴったりの雰囲気で、つい口ずさんでしまう感じがいいです。
19 「Happiness feat.ハル」 LUCKY TAPES
友人の友人的な人たちなので必然的に聴いてしまうんですが、新曲だけどすでにたくさん聴いていて好きな曲です。
20 「Brand New」 kiki vivi lily
ちょっと女子感が上がる曲です。