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ヴィーガンで叶える、ボーダーレスなチョコレート

造り手たちの想い18.11.07
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広島空港内でヴィーガンミルクチョコレートを製造・販売する「foo CHOCOLATERS」。尾道の向島にお店を構え、個性的な世界観でファンを魅了するUSHIO CHOCOLATLの姉妹ブランド。ですが、世界観もチョコレートも全くの別物。ライフスタイルや価値観が異なる人々と一緒に楽しむことができるチョコレートを提供するfoo CHOCOLATERS代表・後閑さんにお話をお聞きしました。

 

 あなたも私も。誰でも、食べることができるチョコレートを作りたい。

 foo CHOCOLATERS(フー チョコレーターズ)ではどのようなチョコレートを提供しているのですか?

 カカオ豆と有機砂糖と植物性のミルクを使ったヴィーガンにも対応したミルクチョコレートを販売しています。チョコレートに使用するカカオ豆は、農園から直接仕入れたダイレクトトレードのもの。また、植物性のミルクはカシューナッツを使用しています。ちなみに広島空港内のファクトリー(工場)では、チョコレートの製造および販売を行なっており、カカオ豆の焙煎から包装まですべての工程をガラス越しにご覧いただけます。また、小さなスペースですがカフェも併設しており、ほうじ茶やヴィーガン対応のケーキなどを提供しています。

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 ヴィーガンのミルクチョコレートを販売するだけではなく、作られている様子を見ることができるのはわくわくしますね。またそこで作られたものをその場で買うことができる特別感もあります。空港に出店しようと思われたきっかけは何ですか?

 たまたま広島空港さんから“USHIO CHOCOLATL(ウシオ チョコラトル)二号店を空港内に作ってほしい”というお話をいただきました。でも弊社代表の中村が、同じお店を作るのでは面白くないから全く別のチョコレートを新しいコンセプトで作りたい、ということで、「foo CHOCOLATERS」が生まれました。最初は空港の方に、USHIO CHOCOLATLというブランド力を活かしたほうがいいんじゃないかと反対されていましたけどね(笑)

 USHIO CHOCOLATLさんはどちらかというと男性的でストレートな印象がありますが、foo CHOCOLATERSさんは女性的で柔らかな印象があり、雰囲気は全く違いますね。
なぜヴィーガンチョコレートを提供するのでしょう?

 代表の中村がヴィーガンということもあり、純粋に自分でも食べられる美味しいチョコレートを作りたいという思いと、さまざまな人種や性別・宗教や思想を持った人々が交差する空港という場所で、できる限り食の選択肢を広げひとりでも多くの人に安心して食べてもらえるチョコレートを作りたい、という思いからヴィーガンにも対応したチョコレートを作っています。「さまざまな価値観やアイディンティ、ライフスタイルを持つ人が一枚のチョコレートを分け合う」というのがfoo CHOCOLATERSのコンセプトの一つでもあります。

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 一つの食べものをみんなで分け合う。それはヴィーガンでなら可能なことですよね。お客様の反応はいかがでしょうか?

 マイルドなチョコレートということで、女性のお客様やヴィーガンという言葉にピンとくる方、健康志向の方が興味を持ってくださいます。また、乳製品アレルギーのお子様が「お店にあるものすべて食べられる!」と喜んでくださったときは嬉しかったです。 あとは、広島に出張にくる度にお土産として購入してくださる方も多いですよ。贈り物として購入される方も多いので、今後ギフトボックスの展開も考えています。

 

 

 カカオと有機砂糖と植物性ミルク。それが私たちのいろは。

 foo CHOCOLATERSで提供するチョコレートにはどのような種類があるのですか?

 現在店頭で販売しているのは、三種類です。
一種類目は、カカオ豆と有機砂糖、カシューナッツを使ったカシューミルクチョコレート「PAN」。果実のようなフルーティーさが特徴です。

二種類目は、カカオバター、有機砂糖、カシューナッツを使ったホワイトチョコレート「NEU」。カカオから抽出したバター分のみを原料としているので、チョコレートのようであってそうでない、どこにも属さない新しさがあります。

三種類目は、PANをベースに、ほうじ茶葉を混ぜ込んだチョコレート「CHA」。きな粉やアンコのような和の味からはじまり、最後にほうじ茶の香りが広がります。

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 foo CHOCOLATERSさんが提供するチョコレートのこだわりポイントはどこでしょう?

 カカオ豆と有機砂糖だけではなく、そこに植物性のミルクをプラスしているところです。現在は油分を搾油した状態のカシューナッツを使用していますが、それを入れることによりマイルドになり、一般的なチョコレートとはまた違った新しい味わいになるのですが食べやすくて親しみやすいと、お求めくださる方が多いです。

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 ヴィーガンチョコレートを食べる機会が少ないとイメージしにくいですが、一般的なチョコレートと味わいが似ているとなると気軽に手に取りやすいですね。ほうじ茶味のチョコレートも珍しくてどのような味なのか気になります。女性に人気がありそうですね。

 実は男性もお求めになる方が多いんです。男女共に同じくらい人気がありますね。試作を幾度も重ねているときに、クランベリーや抹茶などのパウダーを入れていたのですが、パウダーだとどうしてもベースの味が活かしきれなかったり、食べた時の味の変化に限界があったんです。そこで、しっかり素材のまま入れてしまった方がいいのかもしれないと考え、ほうじ茶を使ったCHAが誕生したんです。

 素材がそのまま入ることで、より強く口の中に味の広がりを感じるのですね。
併設されているカフェでもほうじ茶を提供されているんですよね?

 カフェでは、産地や焙煎の具合が異なり味の違いが分かりやすい、三種類のほうじ茶を提供しています。うちのファクトリーの雰囲気や制服の雰囲気的にはお茶が合うんじゃないかなということで、コーヒーではなくお茶を提供しようと決めました。
うちのチョコレート作りはカカオ豆を焙煎するという工程から始まるのですが、ほうじ茶も焙じますよね。その“焙煎”繋がりもあってほうじ茶だけに絞りました。

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 今後、チョコレートに新しい味のバリエーションは増えるのでしょうか?

 foo CHOCOLATERSのチョコレートは、PANとNEUの二種類がベースになります。そのベースにCHAのようにほうじ茶を入れたり、ハーブやスパイスいろんな素材を入れたりして新しいチョコレートの可能性を広げていけたらいいなと思います。あとは、作り方や使う食材は変えずともカカオ豆の産地を変えるだけで味に変化は起きるので、そういった方法でチョコレートの味を変えていくのも面白いかなと思います。

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 foo CHOCOLATERSの基盤となる「PAN」と「NEU」二種類の味に、新しい食材をプラスしていくイメージなのですね。
数ある食材の中から、チョコレートと相性が良いものを探していくのは大変そうですね。

 焙煎したときはすごく美味しくても、チョコレートとして完成したときにいまいちということもあります。使う素材自体は良いものでも、チョコレートとの相性というのもあるんです。また、カシューナッツの産地や砂糖の産地が変われば、味も大きく変わってきます。私たちは常に、今あるレシピが完全だと思っていません。“今あるレシピをベースにもっと美味しくできる”という思いをみんな常に持ち続け、考えています。

 常に“一番美味しい”を探しているのですね。チョコレートということですが、取り扱いする際の注意点などはありますか?

 冷蔵庫で保存できる環境があるということは大事ですね。アパレルのお店や雑貨屋さんなど、営業しているときに基本的に20度以下であれば店頭に置いていただいて大丈夫ですが、お店を閉めるときはしっかり冷蔵庫で管理できないと厳しいかもしれません。一度溶けてから固まったチョコレートは、味も品質も大きく変わってしまうので、商品としても大切にお取り扱いしていただきたいです。

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 纏う色に込めた想い

 foo CHOCOLATERSさんは内装・外装含めお店全体の世界観が素敵ですよね。制服もいわゆる制服のようなかっちりした感じではなく、リラックスした印象もありつつ気品を感じます。あんな素敵な制服を着てみたいと憧れてしまいます。

 制服はkittaさんという作家さんに手がけていただいています。帽子は、chisakiさんという作家さんの帽子をkittaさんに染めてもらっているんです。琉球藍で染められていて、着ていてもすごく気持ちが良いですし、着物のようにしめて着ることができて、気持ちも引き締まります。あとは、軽いので身体にも負担がありません。お店の雰囲気は無機質的な感じなので、そこに有機的な色が入って綺麗ですよね。

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 落ち着きがある上品な青色ですね。色味に何かこだわりがあるのですか?

 赤と青がfoo CHOCOLATERSのコンセプトカラーなんです。ファクトリーのなかに赤の差し色があったり、青は制服の色として使ったりしています。赤はお花のイメージで、青はそのお花の種というイメージです。ファクトリーで作られているチョコレートがお客様の手に渡ったときに、お花のように開花して届いて欲しいという思いを込めています。

 そんな隠された想いが色に込められていたのですね。
パッケージにも赤や青などの色味が含まれていますね!幻想的な印象のパッケージです。

 お土産や贈り物としてお求めいただくことが多いので、1枚単位でもパッケージとして綺麗なものにしようと、石田真澄さんというフォトグラファーの写真をパッケージに使用しています。パッケージは帯で巻いていて、さらに、包みを開くとお花の形になっているんです。なので、パッケージを開ける瞬間までも楽しんでいただけると思います。

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 みんなで分かち合える時間を「foo CHOCOLATERS」が届ける

 元々後閑さんは、飲食とは違う業界で働いていらっしゃったんですよね。
foo CHOCOLATERSで働くきっかけは何だったのでしょうか?

 私は言葉が好きなんです。一人でも多くの人と話したり、自分が知らない世界を知ったりすることが嬉しい。でも、それぞれが大事にしているものは違いますよね?だから「いろんな宗教やライフスタイルの人が一緒に分かち合える時間ってなんだろう」といつも考えていました。それを言葉で表すのは難しくて行き詰まりを感じているときに、foo CHOCOLATERSに出会いました。チョコレートって世界共通のお菓子で、甘くて美味しくて、みんな大好きですよね。「食べる」という行為を通してみんな笑顔になって、共通の何かを分かち合っているような感覚になる。それってすごいことだな、それだけで充分だなと思えたんです。だから私はfoo CHOCOLATERSでヴィーガンチョコレートを作ろうと思いました。foo CHOCOLATERSには、私の人生のコンセプトが詰まっているんです(笑)

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 ヴィーガンのチョコレートだったからこそ、後閑さんの想いはfoo CHOCOLATERSのコンセプトと重なったのですね。

 あとは、カカオ豆を農園さんと直接やりとりするところから始まり、それを私たちがチョコレートという形にして販売する。そうすることで、生産者の方へ利益を還元でき、持続可能な関係性が築けるところもとても魅力的でした。

 生産者さんへ利益を還元することによって、チョコレートを販売して終わりではなく、その先に繋がっていくのですね。
これからfoo CHOCOLATERSをどのようにしていきたいですか?

 チョコレート屋さんぽくない雰囲気や入り口が分かりにくく、お店に入りづらいと感じている方も多いようなので、そこをどうしていくか考えています。
また、foo CHOCOLATERSのファクトリーはガラス越しから見ることができるので、せっかくなら小さいギャラリーや美術館のような、そんなイメージでやっていこうかなと思います。見て楽しい、それだけでも満足感がある空間で、さらにその商品がその場で買える。そんな風にしていきたいです。

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 様々なライフスタイルや価値観の方々が、foo CHOCOLATERSのチョコレートを通して、“美味しい”を分かち合う時間を共有することができます。さらにお店のファクトリーでは、作られている音や香りを感じることができ、空間・制服・パッケージの美しさまでも楽しむことのできるチョコレートなのですね。
それでは最後に、これからどのような方々とお取引したいかお聞かせください!

 分け隔てなくいろんな業態のお店で取り扱っていただきたいのですが、私たちのコンセプトに共感してくださり伝えてくださる方がいいなと思いますね。私たちのチョコレートは、ただ置かれていてもどんなチョコレートなのか、普通のチョコレートと何が違うのかということが相手に伝わらりづらいです。また、コンセプトや伝えたい思いもしっかり込めているので、それを説明することでお客様が満足してくださり数倍も美味しく感じていただけると思いますし、大事に食べてくださるのかなと思います。

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foo CHOCOLATERS

わたしたちfoo CHOCOLATERSは、その人の感じる心地よさを包み込み、 それらが 溶け合う喜びが生まれるようなチョコレート作りを目指しています。 チョコレートは、あらゆる宗教や思想の壁を越え、世界中の人々から愛されています。 チョコレートを通じて、さまざまな人がそのおいしさ、そしてそれぞれのライフスタイルや価値観を認め、分かち合う瞬間を届けることができると信じて。 DIRECT TRADE ―ダイレクトトレード― foo CHOCOLATERSが使用するカカオ豆は、すべて農園から直接仕入れたもの。 こうしたダイレクトトレードにより、カカオ豆の生産者とわたしたち作り手、そしてチョコレートを手にしたみなさんとの間で持続可能な仕組みを生み出すことが可能になります。 VEGAN ―動物性不使用― foo CHOCOLATERSが作るチョコレートはすべてヴィーガンです。 乳製品や卵などの動物性の材料を使用しないことで、さまざまな食のライフスタイルを尊重し、 選択肢を拡げるとともに、ひとりでも多くの人に安心して味わってもらいたいという思いを込めています。

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