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“瓦”でつくったコーヒースタンドがオープン- icci KAWARA COFFEE LABO -

ニュース19.08.02
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山梨県笛吹市にある㈲一ノ瀬瓦工業は、今年で創業104年目を迎える瓦界の老舗企業。2013年には瓦を利用したカフェもオープンし、地元ではちょっと有名な瓦屋さんとなっています。

そんな一ノ瀬瓦工業が、6月26日(水)新たにコーヒースタンド「icci KAWARA COFFEE LABO(イッチカワラコーヒーラボ)」をオープン。
ここは、瓦をより身近に使えるよう一ノ瀬瓦工業が立ち上げた瓦ブランド「icci KAWARA PRODUCTS(イッチカワラプロダクツ)」のショップ併設型のカフェとなっています。
店内は瓦ならではの美しい銀色を放つカップや平皿が並び、瓦素材を活かしたスタイリッシュな空間が印象的です。

今回は、なぜ老舗の瓦屋さんがコーヒースタンドをオープンしたのか、代表取締役の一ノ瀬靖博さんにお話をお伺いしました。

 

衣・食・住を守ってきた“瓦”の可能性を広げたい

100年以上の歴史を持つ一ノ瀬瓦工業さんが、コーヒースタンドを始められたのはなぜでしょうか?

僕らは100年以上「瓦」という日本文化に携わってきましたが、瓦自体は1400年の歴史があります。都内に住んでいると分かると思いますが、最近では瓦屋根の家って昔からある家以外なかなかないですよね。どうにか瓦を残していきたいのと、まずは良さをちゃんと知ってもらうような窓口を作っていかなければいけないっていうのが一つの目的です。

Sample detail一ノ瀬瓦工業代表 一ノ瀬靖博さん
22歳で一ノ瀬瓦工業に入社。瓦葺士として技術を磨きながら瓦の新しい可能性を模索し、これまで海外での様々な建築プロジェクトに参加。日本の伝統である瓦とその瓦の常識を覆すクリエイションの両面を国内外へ向けて発信している。

Sample detail瓦の新しい可能性を形にするため立ち上げた瓦ブランド「icci KAWARA PRODUCTS」。上記はセカンドコレクション “Breakfast × Kawara”

 

瓦と食の組み合わせは予想外だったのですが、なぜ「食」だったのでしょうか?

決して面白いことや変わったことをやろうと思っていたわけではないんです。僕らがやっていることは住宅。瓦は1400年の歴史があって、建物やそこに住んでいる方たちの生活を守ってきました。だからあまり突飛なことをするよりも、人間が一番必要としてる衣・食・住で瓦をうまく展開していけないかという風に考えたんです。食と瓦をうまく組み合わせられないかって考えた結果が、こういう形の業態でした。

 

お店作りの中で一番こだわった部分はどこですか?

店名にも入っていますが、僕のコーヒーに対するイメージが「LABO」だったので、研究室のような雰囲気のお店にしたいなと考えていました。研究室って、日本の職人さんが業を追求する無駄のない空間みたいな感じがして好きなんです。

店作りのポイントはやはり瓦のいぶし銀(少しつやのあるマットなシルバー)を「LABO」の空間にどう配置するかでした。もともといぶし銀は、いろんなテイストに合わせやすく、北欧感やアメリカのビンテージ感にも合いますし、和の空間にも当然合います。

今回は屋根にビンテージ瓦を使い、建物自体のトーンを落としました。店内では、エスプレッソマシンや小物や棚がステンレス系なので、無機質になりすぎないように壁や床など存在感がある場所にタイルとして使用しています。壁材などは黒ベースで空間を締め、あまり「和」から離れすぎないように濃い色の木材で全体をまとめました。壁をグレーの塗り壁にすることで瓦とステンレスと木の相性も良くなり、「KAWARA LABO」感が出せたと思います。

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Sample detailオープニングイベントで描かれた田中健太郎さんの作品がお店のいたるところにあります。

 

お店で使用されているコーヒー豆は同じ山梨のAKITO COFFEEさんのものですね。AKITO COFFEEさんを選ばれた理由を教えてください。

単純に友達だったんです(笑)でも、それだけじゃなくて。
僕らは瓦屋なので、どちらかというとスタイルの方からコーヒー業界に入っているので焙煎はしない。だけど本格的なこだわったコーヒーを出したかったんです。最近だと本当にこだわってるところは焙煎までしているけど、そうするとうちみたいなスタイルはイレギュラーな感じになってしまう。かといってこじんまりと焙煎をやっているところだと、豆が人を選んでしまうことも出てきちゃうだろうし、東京の有名ロースターをセレクトするのもちょっと違うなと思ってたんです。

AKITO COFFEEさんはプロフェッショナルですので、コーヒー通にはもちろん、コーヒーを苦手な人が飲んでも好きになってもらえるように考えてやってくれています。そういう部分がうちのその感じにすごく合うなと思って。そういった部分でAKITO COFFEEさんを選びました。

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これからicci KAWARA COFFEE LABOをどんなお店にしていきたいでしょうか?

フラッと立ち寄ってもらえるようなお店になってもらいたいなっていう風に思っています。スタンドって昔の喫茶店文化に近いと思うんです。オアシス的な場所になってほしいので、喫茶店文化みたいに週に何日でも来てもらって、下手すればお客さんの体調とかの状況までわかるような(笑)「○○さんどうしたんですか?顔色悪いじゃないですか」みたいな(笑)。そういうことまで、お客さんとの距離が近いお店にしたいなぁって。

スタンド形式なので、注文する時カウンター越しに対面になるので会話がある。県外から来られた方でも、山梨の方でも距離感が近いお店作りはしていきたいなって思いますね。

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