
西村 伸也
下北沢で30年続くカレーとレコードと珈琲のお店、茄子おやじさん。店主の西村さんは2代目。先代から引き継がれる欧風カレーは、辛さの中に深いコクが感じられる奥深い味わい。スタッフもミュージシャンや劇団員という下北沢らしいカルチャーが集結したお店。
西村さんにとって、音楽はどのような存在ですか?
嬉しいとき、寂しいとき、悲しいとき、苛立つとき、恋を感じたとき、愛を知ったとき。いつも側で寄り添ってくれているのが音楽です。
お店では、全体を見渡してその空気にあった音楽をセレクトしています。お店全体を大きな1つの植物に例えるとするならば、音楽は水。料理と空間に潤いを与えてくれる、そんなイメージです。
素晴らしい音楽を聴くのに、理由などいらないかもしれませんね。
Set List - この大変な時期、少しでも音楽で心が軽やかに気持ちよくなって欲しいという想いをこめた10曲
01 「Excuses」 The Morning Benders
爽やかな歌声と音楽でよい一日の幕開け。
02 「You Still Believe In Me - Remastered」 The Beach Boys
僕の1番好きなアルバムです。
03 「True Believers」 Tamas Wells
アコースティックギターの音色と、繊細で透き通った“天使の歌声”が瑞々しい。
04 「Cat Piano」 Seabear
ピアノのゆるいベース音とSeabearの歌声が絶妙にマッチ。
05 「Leave This Town」 Butcher the Bar
アコースティックギターで弾くフォークな感じと控えめなボーカル。いつでも聴ける。
06 「Lover, Lover」 James Iha
シカゴバンドのスマッシング・パンプキンズの元ギタリスト。アコースティックギターとハーモニーが交じり合う音楽は夕日を浴びてるような感じ。
07 「The 59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy)」 Simon & Garfunkel
フォークデュオのハーモニーと小刻みに進む音楽が心地よい。
08 「This Will Be Our Year」 The Zombies
誰もが一度は聴いたことがある名曲。コロナに負けず“今日からスタート”。
09 「Raindrops Keep Fallin' On My Head」 B.J. Thomas
こちらも誰もが聴いたことある曲。雨の曲なのに晴れやかになる。
10 「Seems I'm Never Tired Lovin' You」 Nina Simone
初めのピアノで引き込まれて、やさしくまるくゆっくり包んでくれるような歌声。沁みる。