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サトウキビストローでつなぐ循環型社会「TOKYO 100cafe Project」

ピックアップ19.09.06
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海洋プラスチック問題に端を発し、世界中で大きなうねりとなっている脱プラスチックの取り組み。環境省からは来年の東京五輪までにプラスチック製レジ袋の無料配布禁止を目指す方針も発表される等、日本国内でもその注目が高まってきています。そんな中、生分解性のサトウキビストローを提供している株式会社4Natureが、都内のロースターやコーヒーショップを中心にトレーサビリティの取り組みを広げる「TOKYO 100cafe Project」をスタートしました。

今回は、そのプロジェクトの内容と発足に至るまでの背景を、4Nature代表の平間亮太さんやサトウキビストローを実際に使用されているコーヒーショップの方々の声を交えご紹介したいと思います。

 

 

コーヒー×サトウキビストローでできること

KITCHEN BROTHERSを利用頂いている飲食店の方々からの反響も徐々に高まってきていると感じますが、サトウキビストローの取り扱いを始められたきっかけは何だったのでしょうか?

 

私は元々銀行員だったのですが、本質的に社会に求められることをやりたいという想いが以前から強くあり、そんな中で友人からの縁もあってサトウキビストローと出会いました。その時までは環境問題には正直あまり意識を向けておらず、「日本の環境対策は進んでいる」という漠然とした認識しかもっていなかったんです。しかし、その出会いをきっかけに少し調べてみると、日本はプラスチックゴミのリサイクル率が80%以上とうたわれていますが、その6割以上はプラスチックゴミを燃やして熱エネルギーとして回収する、サーマルリサイクルに頼っているというのが実態だと知りました。これは世界基準で言うとリサイクルに含まれません。

欧米に比べると、そういった認識レベルから遅れている現状を目の当たりにして、本質的にこれからの循環型社会の仕組みづくりに役立てるアクションをしたいと思い、サトウキビストローの取り扱いを始めました。

株式会社4Nature 代表 平間亮太さん

 

 

現在は主にコーヒー業界での使用に注力されていますが、最近では紙ストローや何度でも使用できるステンレスストローも出てきています。サトウキビストローでは具体的にどういった事を目指しているのでしょうか?

 

4Natureとして実現したいことは、循環システムの構築なんです。現在取り扱っているサトウキビストローは、サトウキビの砂糖精製後の副産物を用いたアップサイクル商品(廃物をそのまま再利用するのではなく、商品としての価値を高めるような加工を行った商品)で100%生分解性です。更に、サトウキビストローの販売だけで終わらず、お店で使用されたストローを回収し堆肥化する所までのサイクルの構築を目指して研究開発を行っています。

その中でコーヒーカルチャーと出会ったのは、馬喰町にあるBERTH COFFEEさんとの出会いがきっかけでした。「コーヒーは農作物なので、環境とは切っても切れない関係なんです」と言っていただいたことで、スペシャルティコーヒーの文脈と私たちが実現しようとしていることの親和性を感じることができました。その出会いから自然な流れでコーヒー業界の方々とのつながりも増え、今回の「TOKYO 100cafe Project」の構想もあたためてきました。

 

 

「TOKYO 100cafe Project」とは

「TOKYO 100cafe Project」とは、どういった取り組みでしょうか?

 

東京のコーヒーロースターさんやコーヒーショップさんと一緒に、徐々にプラスチックストローの利用を減らしていく事を目的としたプロジェクトです。あくまでプラスチックからの切り替えが目的のため、紙やステンレスといったストローも一緒にご提案していますが、生分解性のサトウキビストローを選んで頂いたお店については、私たちが使用後のストローを後日回収に周り、持ち帰って堆肥化するという循環システムの構築を目指しています。“100cafe”としたのは、100店舗つなげたいという意味もありますが、100年先まで続けられる新しいシステムをつくりたいという意味も込めて名づけました。

お店がストローを回収することは、単純にリサイクルといった側面以外にも、お店とお客さんのコミュニケーションを生むという効果も期待できます。 オペレーションやコストの面からいきなり全てのプラスチックを切り替えることは難しいかもしれませんが、いろんな方のご協力を得て少しずつ取り入れて頂ける店舗も増えてきています。

 

 

お店がゴミを減らす最初の取り組みとして
- BERTH COFFEE -

BERTH COFFEE カフェマネージャー 岩井俊樹さん

サトウキビストローの使用を始められた背景を教えてください。

 

元々私自身がアウトドアを好きなこともあり、環境問題にも先進的なパタゴニアの人たちと接する機会が多かったんです。そういった影響もありちょうどお店のゴミを減らしたいなと思っていた時に、友人から平間さんを紹介してもらいました。ゴミを減らすと言っても何から始めればいいのかわからなかったので、最初のきっかけとしてサトウキビストローの使用を始めました。

お客様の反応はいかがでしょうか?

 

こういった取り組みを始めたことで、テイクアウトのカップを使用しないお客様や、常連さんの中ではマイボトルを持って来られる方も増えました。あとは「このストローは何でできてるの?」みたいな感じで聞いてくれたりするので、スタッフの意識も高まってきていますね。

その他、サトウキビストローの使用で変化したことはありますか?

 

ストローの回収で平間さんとは定期的にお会いするのですが、今まで知らなかった環境問題に関するトピックスや話題を教えてもらえています。そういった実際にアクションを起こしてる人たちとの繋がりが増えたことで、これまで漠然としていた環境に対する理解がより深まったと感じています。

 

 

循環を生むストーリーが感じられるプロダクト
- ONIBUS COFFEE -

ONIBUS COFFEE オーナー 坂尾篤さん

サトウキビストローの使用を始められた背景を教えてください。

 

平間さんと出会う以前から、私たちも生分解性のストローを探していました。ただ、販売して終わりという従来の処理と変わらないものが多かったんです。その点、平間さんのサトウキビストローは回収して堆肥化までできるという循環のストーリーがあったので、そこに共感して使い始めました。

お客様の反応はいかがでしょうか?

 

お客様の反応はすごくいいですね。特に海外のお客様には、単純にプラスチックじゃない素材を使っていることが好評です。また、お客様以外の同業者の人たちとも、その場で「これなに?」って会話になったりしていますね。

ONIBUS COFFEEさんではステンレスストローとの併用もされていますが、それはなぜでしょうか?

 

リユースとリサイクル以外にも、そもそもゴミを出さないということも大事だと考えています。なので、削減できるものは削減しつつ、循環できるものは循環させるという両方のマインドを持つようにしています。特に個人の飲食店としてはコストが上がる部分もあるので、ずっと使い続けられる素材と併用することで将来的にも継続できていくようになるのではないかと思います。

 


 

 

「環境問題と重く捉えることなく、お店の状況やスタンス・ブランディングを踏まえて紙ストローやステンレスストロー・弊社サトウキビストローなど、よりよい選択をして頂ければと思います。何よりも大切なことは"不要なモノは使わないこと"。その視点が、ストローの切り替えを考える上での一助にもなると思っています。」と平間さん。

一杯のおいしいコーヒーから生まれる循環のストーリー。そんなやさしい循環型社会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

 

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株式会社4Nature

天然成分100%で生分解性のサトウキビストローを取り扱っています。 生産にあたりLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点も重視し、サトウキビの砂糖精製後の副産物を用いたアップサイクル商品です。 商品の主な特徴は以下の5点です。 ①生分解性・・・土中などに混ぜることによって素早く分解します。 ②安全性・・・植物資源から製造されているため食品サービスにも安心です。 ③耐久性・・・紙ストローとは異なり一日中飲み物を楽しむことが出来ます。 ④識別性・・・甘い香りと、目を惹く天然色です。 ⑤低負荷・・・製造過程から製造後まで低環境負荷です。 また、販売のみに終始せずご希望のお客様には使用後のストローを回収させていただき堆肥化、その後の循環まで処理させていただいています。 (現在、回収は任意とさせていただきます。) 回収後は提携家畜農家さんにて牛糞に副資材として混ぜることにより堆肥化しています。 (家畜農家業界でも平成11年の「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の施行に伴い適切且つ効率的な処理方法が模索されていました。) 当ストローの主な成分であるPLA樹脂・バガス(サトウキビカス)堆肥の迅速化、及び優良化が大きく期待されています。 また、出来上がった堆肥についても農家さんと提携し野菜・果物の栽培に役立てていただいています。 (今年度、提携農場保有予定。) ご飲食店様のブランディングの一環として是非ご活用ください。 ※サトウキビストロー以外にもコーヒー殻や竹粉で製造することも可能です。現在はコスト面を含めサトウキビストローを取り扱っております。 ※サンプルにつきましては基本的に毎月第三週目に配送させていただいております。 ※また、現在在庫分のサトウキビストローについてはプラスチック袋に入っております。生産工場と協議の上、現在庫終了後には紙袋にいれて配送させていただきます。ご利用いただくご飲食店様にはご迷惑をお掛けいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

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