出店卸業者様の利用規約が新しくなりました。詳細はこちら×

遺志を継ぎ、未来に繋げる。臨むは新しい可能性。

造り手たちの想い18.04.12
ringoriratupa_1

「森の家」「リンゴリらっぱ」二つのブランドで活動する佐藤春樹さん。受け継いできたブランドや品種の新しい可能性を目指して次の世代に伝えたいという、熱い想いをお聞きしました。

 「より自然に」「今までにない」ものを作り出す、先祖から次世代への橋渡し。

 はじめに、どのような事業をしているのか教えてください。

 私たち森の家は、父方の祖父母の家業である在来種の里芋と山菜、米などを栽培・販売する「森の家」と、母方の祖父母の家業のリンゴや洋ナシの果樹園を受け継ぎ、ジュースやシードルを販売する「リンゴリらっぱ」の2つのブランドで活動しております。

 コンセプトや理念を教えてください。

 森の家は、「先祖から受け継いだ在来品種の種を次世代に繋ぐ」。リンゴリらっぱは「“リンゴの先にある、新しいリンゴの可能性”をめざし、どこにもないような濃密で豊穣なリンゴ・ワールドを創造する」という理念でやっております。

Sample detail

 ブランド名や商品名の由来、込めた想いを教えてください。

 「森の家」は佐藤家の昔からある屋号をそのまま使っています。「リンゴリらっぱ」は、子供のころみんな遊んだしりとりと言えば、リンゴ→ゴリラ→らっぱ。その楽しいリズムと同じように、楽しくて可愛らしいリンゴの世界を表現しました。僕らの作るジュースやシードルがお子様も含めみんなを元気にして、健康的なものであることを追及し活動しています。

 二つともかわいらしく、親しみを感じる名前ですね。「森の家」はどのような経緯で始められたのでしょうか?

 森の家は、山形県真室川町という過疎化の激しい県境の町にあります。約10年前に、祖母が自家採種を続けてきた在来種の里芋が見つかり、私の家のみに残っていたその里芋を多くの方に食べていただき感動してもらいたい思いで、脱サラし屋号を継ぎました。農業に関わっていくうちに町の魅力を都市部の人にも伝えたいという思いに動かされ、地域の山菜やその他在来種の野菜を飲食店に納めたりするようになり、イベント開催や農家民宿の開業も始めています。

 貴重な里芋を伝えたい想いから始まったのですね。「リンゴリらっぱ」はいつ頃始められたのでしょうか?

 2016年の暮れに亡くなった母方の祖父の遺志を継ぎ、果樹園の事業も始めました。それを「リンゴリらっぱ」というブランド名で、ジュースやシードル専門にリンゴや洋ナシを栽培するという新しいスタイルの果樹園をスタートしています。

 最初に農作業に興味を持ったのはいつ頃でしたか? また、そのきっかけを教えてください。

 26歳、大手スーパーマーケットの夜間業務に就いていたころ、農産物の価格や流通に関心を持ち始めました。その後祖父母の農業を手伝い、少しでも所得を増やしてあげられる助けができないかと農業に携わるようになります。同時に農業大学校の社会人研修に通い、そして在来種の里芋が見つかったことで自分で農業をやりたいとの思いが募り、起業しました。

 この仕事をするうえで、一番大切にしている想いはなんでしょうか?

 「より自然に」を常に心がけ、農産物の栽培においても農薬を極限まで減らしていく努力。そしておいしく味わっていただけるためにデザインも製法も「今までにない」を追及してものづくりをしています。

Sample detail

 やりがいを感じるのはどのような時ですか?

 おいしいという感想を聞ける時、そして、誰もやったことのないジュース、シードル専門に果物を作ること、そのことの冒険的な取り組みに賛同してくれる時です。

 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 今後は、自家醸造でシードルやポワレを作ることを目指して醸造の研修を受けています。近いうち醸造所を立ち上げたいと思っています。

 

817881772 thumb 236 4f37f02425

リンゴリらっぱ

創業90年のリンゴリらっぱは、開園当初からお客様の要望を聞き、様々な品種のリンゴを増やしながら栽培してきました。現在でも印度や国光など貴重な古来品種を含め20品種以上のリンゴを栽培しております。また、特別栽培基準の化学合成農薬を5割以上減らし、ジュースやシードルにして販売しております。 Photo:志鎌康平

 この記事をシェア

  • Share fb@2
  • Share twitter@2
  • Share line@2